最終更新日: 2025.02.17

経営者の孤独感を解消するメンタルケア法とは?稲盛和夫氏エピソードもご紹介します

経営者として会社を運営していると「誰にも本音を話せない」「相談できる相手がいない」と孤独感を感じることはありませんか?
一人で決断し、責任を負う立場だからこそ、経営者の孤独は避けられないものです。
しかし、その孤独を放置すると、メンタルの不調や経営判断のブレにつながることにもなりかねません。
経営者の孤独を放置することは、企業の持続的成長にとって大きなリスクとなるのです。

本記事では、多くの経営者のカウンセリングを行うメンタルコーチが、経営者の孤独を解消する具体的な方法について解説していきます。

このブログは、メンタルコーチのりこが精神的な豊かさを得て幸福の人生を歩むためのヒントをお届けしています。
皆さんが心地良く、機嫌良く日々を過ごせる内容を発信していきますので、定期的にチェックしてみてくださいね。

【この記事の監修者情報】
スピリチュアルカウンセラーのりこ
2歳の時、人類の意識進化をサポートするため、魂の同意の元、肉体にウォークインする。
6歳の頃、空が自分自身だということに気づいた瞬間に、地球、宇宙全体が自分自身であり、世界に存在する一切のもの・現象は一つの意識によって創造されたものだということを悟る。
このワンネスの意識と生まれ持ったサイキック能力で、ハイヤーセルフや指導霊などの高次の存在たちと協働しながら、多くの人の悩み、苦しみ、迷いを乗り越えるための糸口をワークショップ、リトリート、個人セッションを通してアドバイスしている。
2023年、著書「ウォークインが教える宇宙の真理」ヒカルランドより出版。

経営者が孤独を感じる理由とは?


経営者が孤独を感じる理由として、
・経営者という立場
・家族との時間の減少
・深刻な人事問題
があげられます。詳しく解説します。

孤独を感じる理由(1)経営者という立場

経営者は立場上、社員や取引先に悩みを打ち明けづらく、自然と相談相手が限られます。
組織のトップとして決定権を持つ以上、部下に相談すれば威厳を損ない、取引先に弱みを見せるわけにもいきません。
その結果、経営の悩みを一人で抱え込み、孤独感が深まるのです。
実際の調査でも、経営者の約40~45%が「相談できる相手がいない」と回答しており、多くの経営者が孤独を感じている現状が明らかになっています。

→【参考記事】“右腕不在”の経営者の4割以上が「経営の相談相手がいない」と回答。「的確な返答を得られない」など抱える悩みも明らかに

孤独を感じる理由(2)家族との時間の減少

経営者は会社の成長や課題対応に追われ、家庭の時間が後回しになりがちです。
特に、仕事のことばかり考えるようになると、家族との会話が減り、関係が希薄になります。
その結果、家族からの不満が募り、家庭内でも孤独を感じやすくなるのです。
実際、経営者は一般の労働者よりも長時間働く傾向があり、その影響で家族とのコミュニケーション不足が深刻化するケースが多いと指摘されています。

孤独を感じる理由(3)深刻な人事問題

人事問題は感情が絡みやすく、適切な判断が求められるので、対応を誤れば経営リスクにも直結します。
たとえばパワハラ・セクハラ問題や人材不足は、経営者にとって大きな精神的負担です。
多くの経営者が優秀な人材の確保や育成に苦慮しており、厚生労働省の調査でもこれが経営の重要課題と指摘されています。
さらに、ハラスメント問題への対応により、従業員との距離感を調整する難しさが経営者の孤独を深める要因になっています。

→【参考記事】【2025年最新調査】依然として7割以上の中小企業が「人材」課題を抱える

孤独を乗り越えるための「経営者専用ルーティン」とは?


経営者として孤独を感じることは避けられません。
しかし、その孤独を乗り越え、むしろ成長の糧にすることができるとしたらどうでしょうか?
重要なのは、メンタルを安定させる習慣を持つことです。
京セラの創業者・稲盛和夫氏も、「経営者は孤独である」と語っており、自らの哲学と習慣を通じて孤独を乗り越えた経験を持っています。
本章では、稲盛氏のエピソードを交えながら、経営者が孤独を受け入れつつ、それを成長に活かすためのルーティンをご紹介します。

経営者専用ルーティン(1)孤独を「活かす」と考える

孤独を乗り越えるには、ただ耐えるのではなく、成長の機会と捉えることが大切です。
孤独をネガティブに受け止めるとストレスが増しますが、成功者ほど孤独を思考を整理し、新たな発想を生み出す時間として活用しています。

【京セラ創業者・稲盛和夫氏のエピソード】
稲盛和夫氏は、京セラを創業した当初、資金繰りや経営の悩みを誰にも相談できず、深い孤独を感じていたと言います。
しかし、彼はその孤独な時間を「自分を見つめ直し、哲学を磨く時間」として活用しました。
「心を高め、経営を伸ばす」という考え方を確立し、困難な状況でもブレない経営判断を下せるようになったのです。

→【参考記事】「経営者はすごくたいへんなんだな」2兆円企業の創業者が創業当時に抱えた“圧倒的な孤独”

経営者専用ルーティン(2)メンタルケア習慣を持つ

孤独を感じると、思考がネガティブになりやすく自己肯定感が低下しがちです。
気持ちを整理し、メンタルケアする習慣を持ってみましょう。
具体的には以下の3つがメンタルケア方法としておすすめです。

1. ワーク(呼吸法やストレッチ)→ ストレスを軽減し、心身をリフレッシュ
2. 瞑想(5分間のマインドフルネス)→ 思考の暴走を防ぎ、冷静さを取り戻す
3. ジャーナリング(悩みを書き出す)→ 自分の感情を可視化し、問題解決の糸口を見つける

【京セラ創業者・稲盛和夫氏のエピソード】
稲盛和夫氏は、著書『生き方』において、人生の目的や経営の在り方について深く考え、それを言語化することの重要性を説いています。
彼は、日々の思索を通じて自らの哲学を磨き上げ、それを経営に活かすことで、困難な状況でも揺るがない判断を下すことができたと述べています。

→【参考書籍】生き方-人間として一番大切なこと- 著者:稲盛和夫

経営者専用ルーティン(2)信頼できるメンタルコーチを持つ

孤独感を活かし、メンタルケア習慣を身につけることは経営者にとって重要だとわかっても、それを自力で継続することは難しいですよね。
信頼できるメンタルコーチのサポートを受けることで、具体的なメンタルケア方法を知ることができます。
また、自分では気づいていない本質的な悩みを整理したり、冷静な判断力を取り戻すサポートをしてくれるでしょう。

特に、経営の課題だけでなく家庭の問題にも向き合うことで、仕事とプライベートのバランスを整えやすくなります。
経営者の精神的な支えとなる、信頼できるメンタルコーチを持ってみましょう。

【京セラ創業者・稲盛和夫氏のエピソード】
稲盛和夫氏は、著書『働き方』の中で、「人間は、自らの心を高めるために働く」と記し、働くことを通じて心を鍛え、人間性を高めることの重要性を強調しています。
京セラの公式サイトでも、稲盛氏の言葉として「心を高める」ことの重要性が紹介されています。

→【参考記事】心に描いたとおりになる

経営者の孤独を救うメンタルコーチとは?


私、メンタルコーチのりこは、経営塾に所属しているのですが、多くの経営者様から「一度話を聞いて欲しい」というお言葉をいただき、メンタルサポートを行なっています。

経営者様は日々多くの決断を下し、従業員や会社の未来に責任を負っていますよね。
その重圧を一人で抱え続けると、判断力が鈍り、経営や家庭にも悪影響を及ぼすことがあります。

そして、経営者様が抱える悩みは、実は「目の前の問題」だけではないことがあります。
例えば、人事問題や経営判断に関する悩みの背景には、

「自分がどう生きたいのか」
「家族との関係をどう築きたいのか」

という根本的な問いが隠れていることが多いのです。

しかし、経営者は日々の業務に忙殺され、本質的な悩みに向き合う時間を持ちづらいですよね。
メンタルコーチは、客観的な視点からあなたに問いかけることで、「本当に解決すべき問題」を引き出して、心の整理のお手伝いをします。

例えば、経営者が家庭内でも安心感を得られるように、「日常的に感謝の言葉を口にする」「1日10分でも本音を話す時間をつくる」といった、家族とのコミュニケーションを改善するための方法をご提案することもあります。

また私は、経営者の皆様が持つ本来の才能や強みを引き出し、経営やリーダーシップに活かせるサポートも行なっています。
あなたの持つオーラや生年月日を通じて、その方ならではの特性や可能性を見極め、より良い判断や成長につながるアドバイスをお届けします。

メンタルコーチは 「ただの相談相手」ではなく、経営者が 「本質的な問題に気づき、解決へと導くパートナー」 です。
孤独を抱え込むのではなく、信頼できるメンタルコーチの力を借りることで、経営者としての自信を取り戻し、よりよい人生を築いていかれることをおすすめします。

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よくある質問とその回答


「孤独を感じる」経営者の方からよくいただくご質問と回答をご紹介します。

Q1. 経営者が孤独を感じるのは普通のことなのでしょうか?

はい、経営者が孤独を感じるのはごく自然なことです。会社のトップとして意思決定を迫られる立場にあり、従業員や取引先には本音を話しにくい状況が続くため、孤立感を覚えるのは避けられません。ただし、その孤独をどのように受け止め、活用するかが重要です。孤独をマイナスに捉えるのではなく、自分を見つめ直し、経営や人生の指針を定める貴重な時間とすることができます。

Q2. 孤独を感じたとき、どうすれば気持ちを切り替えられますか?

孤独を感じたときは、まず「孤独であることは悪いことではない」と認識することが大切です。その上で、自分の考えを書き出して整理したり、自然の中を散歩したりすることで、頭の中がクリアになります。また、経営者向けの読書をすることも有効です。偉大な経営者も同じように孤独と向き合ってきたことを知ると、気持ちが前向きになりやすくなります。

Q3. 会社のことを家族に相談するのは避けたほうがいいですか?

家族に会社の悩みを相談すること自体は悪いことではありません。ただし、家族は経営の専門家ではなく、感情的な視点で捉えてしまうことが多いため、的確なアドバイスをもらうのは難しいかもしれません。むしろ、家族には経営の悩みではなく「自分がどう感じているか」を共有することで、精神的な支えになってもらうという方法が効果的です。

Q4. 孤独を解消するために、社員と距離を縮めるのは有効ですか?

社員と良好な関係を築くことは大切ですが、孤独を解消する目的で距離を縮めるのは慎重に考えるべきです。経営者と従業員にはどうしても立場の違いがあるため、一定の距離を保つことも必要です。むしろ、経営者としての役割を全うしながら、経営者仲間や外部の専門家とつながることで、孤独を和らげる方法を検討するほうが効果的です。

Q5. 経営者向けのコミュニティに入ることは、本当に意味がありますか?

経営者向けのコミュニティに参加することは、孤独を和らげるだけでなく、新たな気づきを得る良い機会になります。同じ立場の人たちと悩みを共有することで、自分だけが孤独を感じているわけではないと実感できます。ただし、コミュニティの質には注意が必要です。互いを高め合える場なのか、単なる愚痴の場になっていないかを見極めて参加することが大切です。

Q6. メンタルコーチに相談すると、本当に効果がありますか?

メンタルコーチに相談することは、問題の本質を見極める助けになります。自分一人では気づけなかった思考のクセや課題を客観的に指摘してもらうことで、冷静な判断ができるようになります。特に、孤独を感じているときは思考が狭まりやすいため、第三者の視点を取り入れることが有効です。ただし、信頼できるコーチを選ぶことが重要です。

Q7. 瞑想やマインドフルネスは経営者に本当に役立ちますか?

はい、瞑想やマインドフルネスは、経営者のメンタル安定に大いに役立ちます。経営者は日々の意思決定に追われ、頭の中が混乱しがちですが、短時間でも瞑想を取り入れることで、思考を整理し、冷静な判断力を取り戻すことができます。実際、多くの成功した経営者がマインドフルネスを実践しており、ストレス管理や創造的な発想に役立てています。

Q8. 孤独が原因で経営判断を誤ることはありますか?

孤独な状況が続くと、判断が極端になったり、視野が狭くなったりすることがあります。特に、ネガティブな感情に支配されているときは、慎重に考えるべき決断を衝動的に下してしまうことも。孤独を感じたときこそ、一歩引いて冷静に状況を整理し、信頼できるアドバイザーやメンターの意見を聞くことが大切です。

Q9. 経営者のメンタルが不安定になると、会社にどのような影響がありますか?

経営者のメンタルが不安定になると、企業の方向性がブレやすくなります。従業員も経営者の心理状態を敏感に感じ取るため、職場の雰囲気が悪化することもあります。また、感情的な経営判断が増えると、リスク管理が甘くなり、事業の継続に悪影響を及ぼすことがあります。だからこそ、経営者自身がメンタルケアを意識し、冷静で安定した判断を下せる状態を保つことが重要です。

Q10. 経営者の孤独を完全になくすことはできますか?

経営者の孤独を完全になくすことは難しいですが、その孤独とどう向き合うかが重要です。孤独を「つらいもの」と捉えるのではなく、「自分を成長させる時間」として活用することで、より強いリーダーへと進化できます。また、孤独を抱え込まず、メンタルコーチや信頼できる相談相手を持つことで、精神的な負担を軽減し、バランスの取れた経営を続けることが可能になります。

まとめ


経営者には孤独がつきものですが、
・ワークや瞑想などのセルフメンタルケア習慣を持つこと
・信頼できるメンタルコーチを持つこと
により、
孤独が成長の糧となり、より良い経営や人生の選択が可能になります。

メンタルコーチは、経営者の思考を整理し、的確なアドバイスを提供するパートナーですが、最も重要なのは 「自分に合ったコーチを選ぶこと」です。
そのため、まずは体験セッションを受け、以下のポイントを確認することをおすすめします。

・本音で話せる信頼感があるか
・的確で納得感のあるフィードバックをもらえるか
・自分の価値観を尊重しながら導いてくれるか

そして何より、「この人となら継続的に対話したい」 と思えるかどうかが、メンタルコーチ選びの鍵となります。

経営の悩みや課題を整理し、より良い判断をするために、まずは一度セッションでお話ししてみませんか?

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