今回のお悩み
50代前半の女性です。会社員として働きながら、夫と2人で暮らしています。子どもは2人とも独立し、今年から夫婦だけの生活になりました。
これまで仕事も子育ても、目の前のことを一生懸命こなしてきました。ただ、子どもたちが巣立って時間ができたとき、「私は本当は何がしたいのだろう」と考えても、答えが出てきません。
夫は退職後の楽しみを見つけ始めていて、周りには、習い事を始めたり、資格に挑戦したり、第二の人生に向けて動き出している友人もいます。私だけが取り残されたような気持ちになり、焦りを感じます。
「好きなこと」を探そうとしても、昔好きだったことも思い出せず、何をしても「これじゃない」と感じてしまいます。
やりたいことがないのは、自分に魂の目的がないからなのでしょうか。それとも、まだ気づけていないだけなのでしょうか。
ここから先の人生は、残りの時間として意味のあるものにしたいと思っています。やりたいことを見つけるために、どのような心の向け方や、日々の過ごし方をすればよいか教えてください。
スピリチュアルカウンセラーのりこの回答
読ませていただいて、お仕事をしながらお子さんたちを育ててこられて、本当にたくさん頑張ってこられたのだなと思いました。
「妻」「母」「会社員」、たくさんの役割を頑張ってこられました
これまで妻として、母として、そしてお勤め先でのお立場もあって、たくさんの役割を担って、たくさんの仮面をかぶって頑張ってこられたんですよね。そのひとつひとつの役割が、あなたを成長させてくれたのだと思います。
ここから先、お子さんも独立されて、また新しいステージに進まれるのだと思います。周りの方が新しいことに挑戦したり、新しい人生に向けて動いているのを見て焦りを感じるのは、とても自然なことです。
やりたいことがわからないのは、役割という「仮面」をかぶったままだから
本当に魂が求めているものを知るには、いったん、すべての役割を置いてみる、離れてみることが大事です。
役割を仮面だとするなら、この仮面をかぶったままでは、本当の気持ちに触れることはできません。仮面を脱いだときに、純粋な気持ちがわかってきます。
ずっと役割を置いてくださいということではなく、あくまで一時的にです。私たちは人間としてこの世界を生きているので、何かしらの役割を担うこと、仮面をかぶることは当然のことです。ただ、一時的にそういう時間を取ってみてください。
何者でもない自分に戻る時間の作り方
まずは、あなたがリラックスできる時間を作ってみてください。カフェでも、図書館でも、公園でもいいです。そこで深い呼吸をしながら、心が波のように穏やかになっていくところをイメージしたり、感じてみてください。イメージが難しければ、「私の心が穏やかになっていく」と意図するだけでも大丈夫です。
普段、私たちの意識は外側に向いています。仮面をかぶっているときは外側に意識が向いているのですが、深い呼吸をして力を抜いていくと、不思議と意識が内側に向くようになります。
内側に意識を向けて、ただ静かにその感覚を味わってみてください。そうすると、自分の役割からいったん離れて、何者でもない自分に戻ることができます。
そして、自分に問いかけてみてください。
「私はどういう生き方をしたいのか」
「私が望んでいるものは何だろう」
「私が欲しいものは何だろう」
そうすると、自分の中に眠っていた本当の思いが、ふっと出てきます。一気に言葉や気持ちが浮かんでくることもあれば、断片的に出てくることもあります。
断片的に浮かんでくる気持ちを、焦らず受け取ってあげてください
断片的に出てきた気持ちを見ながら、「私ってこういうふうに感じているんだな」と理解する時間を作ってほしいと思います。
1日や2日で、魂とつながる、本当の気持ちがわかるというところまで持っていかなくて大丈夫です。これも積み重ねです。短い時間でいいので、毎日、リラックスできる場所や時間を取ってください。
心を静かにして、深い呼吸をして体の力を抜いて、自分とコミュニケーションを取ってみる。そうすると、あなたの本当の気持ちが出てきます。
私たちは外部的なノイズや情報に囲まれています。その状態では、内側の深いところにはアクセスできません。そこから少し距離を置いて、ただ内側に意識を向けて、問いかけてみる。この作業を続けていると、本当の自分の気持ちがわかってきます。魂に沿った生き方をすると、人生は本当に豊かになりますよ。
「私はどういうことを望んでいるのかな」と、本当の自分の気持ちを理解していくこと。それは、個としての小さな意識の自分ではなく、もっと大きな意識の自分への理解でもあります。ねばならないではなく、楽しみながら深めていってくださいね。
今回のお悩み相談で大切にしたいこと
- やりたいことがわからないのは、たくさんの役割を頑張ってきた証
- 本当の気持ちは、役割という「仮面」をいったん置いたときにわかる
- リラックスできる場所で、深い呼吸をしながら内側に意識を向ける
- 「私は何を望んでいるのか」と、自分に問いかける時間を毎日少しずつ
- 焦らず、断片的に浮かぶ気持ちを積み重ねて理解していく
お悩みを一人で抱え込まずに
あなたのお話をお聞かせください
使命や生きがいについてのご相談も承っています。



