今回のお悩み
40代後半の女性です。ドラッグストアでパートをしながら、夫と中学生の息子の3人で暮らしています。
職場では、休憩室で誰がどの席に座るか、誰と誰の仲が微妙かまで気になって、その場の空気が悪くならないよう、無意識に立ち回ってしまいます。先週も、同僚が「今度の土曜、誰か出られない?」とつぶやいただけで、本当は家族の予定があったのに、「私、出ますよ」と答えてしまいました。
LINEでも同じです。ママ友のグループで返信をするときは、文面を3回は書き直して、絵文字の数まで考えます。既読がついたのに返事が来ないと、「何か気に障ることを書いたかな」と夜中まで気になります。
実家の母からは、週に何度も電話がかかってきて、近所の人や親戚の愚痴を1時間以上聞きます。疲れていても、「大変だったね」と相づちを打ち続け、電話を切ると頭が痛くなっています。
思い返すと、子どもの頃、父が機嫌を損ねると家の中の空気が一気に張りつめるのが怖くて、父の顔色を見て行動する癖がついたように思います。
気を使うこと自体は悪いことではなく、人に優しくありたいと思っています。ただ、最近は夜に眠りが浅く、肩こりも強くて、このままでは心も体も持たないのではないかと不安です。
冷たい人だと思われたくない気持ちと、自分を守りたい気持ちの間で、どう折り合いをつければよいでしょうか。優しさを手放さずに楽になるための、心の持ち方を教えてください。
スピリチュアルカウンセラーのりこの回答
毎日、本当にたくさん気を使っていらっしゃるんですね。きっとご自身が思っている以上に、周りの方が気持ちよく過ごせるように、頑張ってこられたのだと思います。
気を使うことが「癖」になっています
ご相談者さんが書かれているとおり、これは癖がついている状態なんですよね。子どもの頃にお父様の顔色を見て行動する癖がついたように、人に気を使うことが、すっかり習慣になってしまっています。
そのため、ご自身の中に「自分が我慢するからうまくいく」という設定ができあがっています。こうした思い込みが、強くおありなのだと思います。
「自分が我慢しないとうまくいかない」は本当に真実ですか?
ここで一度、冷静に考えてみてほしいことがあります。
「自分が我慢しないとうまくいかない」
「自分が我慢するから、周りがうまくいく」
これは、絶対的な真実なのでしょうか。自分のこととなると、そう感じるかもしれません。けれど、他の人が同じ状況で「私が我慢するから周りがうまくいく」と言っていたら、どう感じるでしょうか。冷静に考えてみると、それってすごくおかしなことだと思います。
「これは自分の思い込みなんだな」と気づくことが、まず最初の一歩です。思い込んでいた相談者さんが悪いわけではありません。感情をいったん置いておいて、「自分一人が我慢してうまくいくというのは、設定だよね。思い込みだよね」と、冷静に受け止めてみるところから始めてみてください。
優しいからこそ、たくさん我慢してこられました
この方は、本当に優しい方です。気を使って辛いけれど、それでも人には優しくありたいと思っていらっしゃる。あなたは、本当に優しい方なんだなと思います。
ただ、その優しさゆえに、ご自身がたくさん我慢をしてこられたんですよね。周りの方の気持ちを考えて、自分のことを後回しにして、きっとこれまで何度も無理をされてきたのではないでしょうか。
心と体は「もう限界だよ」のサインを出しています
「自分の設定だな、思い込みだな」と気づいたら、次のステップです。どう折り合いをつければよいでしょうか、とのことですが、今の状態は、ご自身のキャパをもう超えてしまっている状態です。
夜の眠りが浅くなり、肩こりも強くなっているのは、心も体も「もう少し自分を大切にしてほしいよ」とサインを出してくれているのかもしれません。
まずは、今までの自分をねぎらってあげてください
それだけ、今まで頑張ってこられたんですよね。まずは「ここまでよく頑張ってきたな」と、ご自身をねぎらってあげてほしいと思います。
周りの顔色を見ながら、みんながうまくいくように気を配ってきた自分を、責める必要はありません。そのときの自分は、そうすることで、一生懸命、自分や周りの人を守ろうとしていたのかもしれませんよね。
「ありがとうね、すごく頑張ってきたよね」
「たくさん我慢もあったよね」
「もう大丈夫だよ」
「これからは、もっと自分のことも大切にしていいんだよ」
自分への声かけは、癒しです。ぜひ、自分に癒しを与えてあげてください。
心の器を広げると、無理なく優しくできます
私たちは、自分のキャパの中でしか、人に愛を送れませんし、人に優しくできません。心がギュッと小さくなっているときに優しくしようとすると、ものすごく負担がかかります。
ですから順番としては、まず自分の心を緩めてあげること、自分のキャパ、つまり心の器を広げてあげることが大切です。そのために、今までたくさん頑張ってくれた自分を、ねぎらってあげてください。
心の器が広く、心が柔らかくなっているときは、人に無理なく優しくできます。そうなれば、ご相談者さんが求めていらっしゃる「人様に優しくありたい」という願いも、自然と叶っていきます。
自分の心を緩めて、優しくして、ねぎらってあげる。これを、今度は新しい「癖」にしてあげてください。
心が喜ぶことを、どんどんやってあげましょう
あわせて、自分が喜ぶこと、心が喜ぶことをどんどんやってあげてください。自分が言われて嬉しい言葉を、自分に言ってあげるのも良いですね。「心が喜ぶことって何かな」と自分に聞いてみて、それをやっていく時間を増やしていきましょう。そうすると、今の状態からどんどん心が楽になり、キャパが広がっていきます。
もしかしたら、罪悪感がパッと出てくるかもしれません。今までずっと周りを優先してきた方にとって、自分を優先することには、最初は抵抗があるものです。でもそれは、今までの習慣があるからなんですよね。自分を大切にすることが間違っている、ということではありません。
今、優先してやることは、自分の心を緩めて、心の器を広げてあげることです。罪悪感を感じても、気にせず流して、自分を緩めることに集中してあげてください。
相手を大切にすることと、すべて受け入れることは違います
相手を大切にすることと、相手の望みをすべて受け入れることは、違います。
自分を大切にしながら、できる範囲で人に優しくする。それでも十分、優しい人なんです。
ご自身が無理をして我慢し続けなければ成り立たない関係ではなく、お互いが心地よくいられる関係をつくっていくことも、大切だと思います。あなたが心地よくいられることは、周りの方への優しさにもつながっていきます。
「設定」を書き換えてみてください
今までは、周りの顔色を見て行動する癖がありました。その設定を、次のように変えてみてください。
「私は私を尊ぶ」
「私は私を愛してあげる」
「私は私に優しい存在でいる」
そうすると、ご自身が体験されることが、本当にどんどん変わってきます。この世界は、自分の設定どおりに進んでいきます。
これからは、ご自身の心も体も大切にしながら、もっともっと豊かな人生を歩めるようになりますよ。
今回のお悩み相談で大切にしたいこと
- 「我慢するからうまくいく」は思い込みだと気づく
- 眠りの浅さや肩こりは、心と体からのサイン
- 頑張ってきた自分を責めず、ねぎらう
- 心が喜ぶことで、心の器を広げる
- 自分を大切にしながら、できる範囲で優しくする
お悩みを一人で抱え込まずに
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